<   2007年 08月 ( 20 )   > この月の画像一覧

生花(しょうか)との出会い

c0124447_11104589.jpg

いけばなでは、必ずお稽古で経験する生花(しょうか)といういけ方があります。

今から300年前、1770年江戸元禄の時代に、古人の自然の性状を大切にする心が、この花型を生んだとされています。それまでの、仏様に捧げることから始まった、決まりごとの多い立花(りっか)と違い、庶民の床の間に飾るお花として広まったこの花型は、子供の頃の私には、それはそれは新鮮に映りました。おそらく、この生花(しょうか)に出会っていなかったら、私のお花人生は、今のように続いていなかったでしょう。


古くより物のなりたちの基礎となってきた「陰と陽」や、天・地・人になぞらえた「真・副・体」という役枝(やくえだ)によって構成されています。本勝手(ほんがって)の場合、中心の「真」のお花を堺に、左側を陽、右側を陰と呼び、逆勝手(ぎゃくがって)は、陰陽が反対となります。


現代人の生活環境では、床の間が姿を消えつつありますが、私にはかえって、今の時代にマッチするように感じます。洋室しかない我が家では、リビングのサイドボードに置いても、そのシンプルさと、自然美ゆえに、いつまでも飽きずに心を和ませてくれ、またその空間だけ澄んだ空気が流れているようにすら感じさせます。


ちなみに、いけばなの数ある流派の中でも、池坊(いけのぼう)では、「生花(しょうか)」と呼び、他の流派では、「生花(せいか)」と呼ぶのだそうです。多くの流派は、池坊から分かれて出現し、ちょうど、この花型「生花(しょうか)」の発生の頃と重なるので、この呼び方のことと何か関係しているのかと思います。多くの人々が、「生花(しょうか)」に魅了されたということなのでしょう。
[PR]
by hoansan | 2007-08-31 11:57 | ★いけばな&レッスン

結婚のお祝いに

c0124447_18523546.jpg

いつも行っているヘアサロンの担当スタイリストさんが、ご結婚されました。

かれこれ4年ほどの担当して頂いているでしょうか、まだ20代半ばの男性です。
今まで、そんなことは一度もなかったのですが、今回ばかりは、日頃の感謝を込めて、ヘアカットの際に、プチプレゼントを持参しました。ヴーヴクリコのハーフシャンパンとミニアレンジメントのお花。

店舗数からも、都内ではそれなりに有名なヘアサロンだとは思うのですが、彼は、はっきり言ってかなりのイケ面でありながら、いつもいつもスタッフの育成や、会社の成長のことを気にかけている、ちょっと珍しいタイプの人です。
もちろん、スタイリストとしての技量を磨いたり、新しいデザインの勉強をすることも厭いません。
「この会社がどうしたら発展するか、若い人達がどうしたらやる気を維持できるか、お客さんに喜んでもらえるサービスとは何か」サロンに行くたびに、そんな熱い話も交えながら、いろいろな話をするのですが、毎回、感心することは、以前にお話した内容をしっかりと覚えてくださっているのです。
そして、いつも最後は、「○○さん、今日はありがとうございました。また、何か気になるところがあったら、すぐに連絡くださいね。」と気持ちよく送り出してくれます。毎度、"サービスの基本"というものを学びに行っているような気すらしていました。

私も、ついつい、『あの新しく入った若いコ、シャンプーとっても上手でしたよ。さっきの女の子は、よく気がつくし、とても気持ちのいい応対してましたね。』 なんて、後輩を心配する彼に、スタッフの様子をこっそりお知らせしたり・・・。

今回、「結婚は女性にとってだけでなく、男性にとっても大きな節目」と感じている彼の数々の言葉を聞いて、本当に幸せになって欲しい気持ちで胸がいっぱいになりました。実は私が作ったお花だと話したら、「ええ~!? ありがたく、うちの奥さんに持って帰ります」と本当に喜んでくれて、こちらも感激…。


これからも、いい仕事をして、たくさんの素敵な仲間に囲まれ、ますます大きくなっていくことでしょう。永遠に、お幸せに。
[PR]
by hoansan | 2007-08-30 19:10 | ★お花のある暮らし

お疲れさま

c0124447_1914897.jpg

『お帰りなさい。お疲れ様でした。外は暑かったでしょ? 今日は、特別に、ヴィシソワーズのスープにウニを浮かべておきましたよ。』

なんて、こんな "なんちゃってスープ" を出したら、期待通り、目を丸くしてもらえるかしら?


実は、以前から思っていたことがありまして…。
それは、バラとランは、どちらも主役級のお花ですが、お互いに引き立て合うにはどうしたらいいんだろうかと…。

写真は、小さな小さなカップアレンジメントですが、製作しながら、ちょっとピカッとひらめくものがありました。ちょっとわかりにくいのですが、オレンジ色のモカラ一輪は、カップから1cm位、浮いています。
この組み合わせ、バラとランいずれも主役にするためのちょっとした工夫です。
だって、どちらも大好きなんですもの。

いつか、"ほれぼれするようなバラ"と、"それはそれはゴージャスなラン"を合わせて、大きなサイズのものを作ってみたいと思います。ええっと、いつのことになるのやら…。
[PR]
by hoansan | 2007-08-29 19:02 | ★お花のある暮らし

整列~!

c0124447_17444599.jpg

毎回、レッスン後は、作品を写真に収めて、メールに配布しています。
ある方は、パソコンの壁紙に、ある方は携帯の待ち受け画面にと、色々な方法で、ご自分の作品を楽しんでいらっしゃいます。

いつもは、おひとりおひとりの作品を1つずつ撮影することが多いのですが、今回は、ディスプレイ感覚で、皆さんの作品を一直線に整列させてみました。
一緒にレッスンされる生徒さん同士の交流を図れればという想いもあり、こんなふうに、作品完成後にみんなで撮影というのも楽しみのひとつです。マンツーマンレッスンでは、じっくりとゆっくりと進められるという醍醐味がありますが、グループレッスンではグループならではの楽しみ方がありますね。

また、「皆さんは、食器をそろえるときは、何枚ずつ買い求めますか?」などと、質問を投げかけて、食器のこと、カトラリーのこと、そして、リネンやキャンドルのことなどなど、テーブルコーディネートに必要なお花以外のことも、私なりの想いを合わせてお話しさせて頂きます。少し恥ずかしいですが、自然と、自分自身の日々の生活のこともちらほらお伝えしていくことになりますね。
途中、お気に入りだったガラスのキャンドル立てが割れるハプニングがありましたが、こういう想定外のことも、きっと、すぐに思い出に変わっていきます。


しかし、皆さん、レジメにびっしりメモを取られて、とても真剣な表情。
私もついつい熱が入ってしまい、結果、終了時間オーバーしてしまい、申し訳ないです…。
 
[PR]
by hoansan | 2007-08-28 08:08 | ★アレンジメント&レッスン

クルクマのブーケ

c0124447_18235639.jpg

ガーベラが入ったので、クルクマと合わせてみました。

さっそく、義母が、『この白いのは、なぁに?造花?』って。
ふふふ、、、、やっぱり、そう来ましたね。主人にも同じこと、言われましたもの。さすが、親子!


あんまり甘い雰囲気のお花は、自分には合わない気がするのですが、
このくらいの色味のピンク加減だったら甘すぎないし、優しい雰囲気でいいかも。
20年前の自分だったら、ピンクを敬遠していたなぁ、ピンクを入れないで、絶対にクルクマだけにしただろうなぁなどと、ブーケを見ながら我を振り返る。
今は、すっかり、歳をとったということか…、ふぅ~。
[PR]
by hoansan | 2007-08-27 07:34 | ★お花のある暮らし

ひと目ぼれ、ブルームーン

c0124447_1810484.jpg

『うわぁ~、綺麗な色ですね!』
『今、入ってきたばかりのクルクマです。ブルームーンっていって、とても珍しいんですよ。まんまの名前ですよね。』

お花屋さんとのそんな会話から始まり、気がついたらアタクシ、30本、がっつり手にしていました…。

クルクマというお花は、大好きなお花のひとつなのですが、白、グリーン、ピンクは、よく目にするものの、この色は初めてです。
透き通るような、薄紫がかった色は、本当に綺麗な夜空に輝く月の色。
決して派手ではありませんが、艶やかさと澄みやかさを兼ね備えたお花です。
何とも神秘的な色で、ぜひみんなに知ってもらおうと、急遽レッスンの花材を変更!

世の中には、すばらしい生産者の方がいるものです。
だって、昼間に、ブルームーンですよ!
ありがとう、ありがとう! 
私は、この出会えた喜びをたくさんの方に伝えたい気持ちでいっぱいですよ。
嬉しすぎて、カメラがぶれぶれですみません…。
[PR]
by hoansan | 2007-08-26 00:12 | ★お花の目線

2007年9月度のレッスン日

2007年9月度のレッスンのお知らせです。 

<各回とも、お申込順MAX5名様までとさせていただきます>
 ① 9月5日  (水)  10:00~ 
 ② 9月5日  (水)  14:00~   
 ③ 9月8日  (土)  10:00~
 ④ 9月8日  (土)  14:00~
 ⑤ 9月20日 (木)  10:00~
 ⑥ 9月20日 (木)  14:00~
 ⑦ 9月22日 (土)  10:00~  ※午後は、ございません  


テーマ : 『鉢物とあわせた、籠アレンジメント』  
(花材・資材・レッスン料・お持ち帰りバッグ込み、3500円程度。花材仕入れによる)
17日敬老の日のプレゼントにも、よろしいかと思います。


・ひと月に2回までレッスン可能です。2回目は、花材を変えてテーマの復習、
 もしくは、未受講レッスンの内容で行います。
・お申込み、キャンセルは、3日前までにお願い致します。
・別途、ご自宅用の『粋ないけばな』レッスンをご希望の方は、お知らせくださいませ。 

※ただいま、レッスンは、紹介制のみで行っております。
 レッスンのお問合せは、hoansan@gmail.com まで。
[PR]
by hoansan | 2007-08-25 16:48 | ★レッスンのお知らせ

暑いといえども

c0124447_124733.jpg

まだまだ残暑が厳しいですが、ショッピング街は、もう秋モード。
表参道、代官山、青山などぶらりお散歩していると、ショーウィンドウはすっかり、『毛関係』に変わっています。ちなみ、アタクシ、毛糸ものを昔から『毛関係』と呼んでおります。

秋という季節は、昔から大好きでして、サマーセールの赤札をよそ目に、ついつい「秋の新作」に目が行ってしまいます。
かく言うアタクシは、実は、春生まれなのですけどね、この度、なぜ、秋が好きなのかが、めでたく判明しました。

それは、秋という季節がかもし出す質感に、どうもヤラレてしまう傾向があるのです。
これからの季節、段々と、ポワポワ、フアフア、モサモサ、モジャモジャしたものが、繁殖してくるじゃありませんか?


先日、花の資材屋さんで、思わず手にしてしまいました…。
シルバーカラーのポワポワさん、その名も、ダンディーな『ラグラス』さん。 ありっ、「ダグラス」と勘違いか?

ドライフラワーですが、ドライならではの色合いにすっかり魅了されてしまいました。
頭の中は、秋に出展予定のいけばな作品にぴこ~ん! 

あっ! 敬老の日のアレンジメントにもいいかも!? ほら、白髪のイメージと重なるし!
お願い…、こらぁ~っ!ってアタクシを叱らないで…
[PR]
by hoansan | 2007-08-24 12:02 | ★お花の目線

嬉しいお知らせ

c0124447_18122373.jpg

昨年の暮れ、初めてお花のレッスンにいらした男性の方が、今日こんなお話を。

『クリスマスのアレンジメントは、僕の人生初の作品でした。あのとき、ガンと戦う病棟の後輩に、クリスマス気分を味わってもらおうと、出来あがったお花を持ってお見舞いに行ったんです。僕の手作りの作品に、すごく喜んでくれて…。 

実は、その彼は、また仕事に復帰できて、今上海で活躍しています。それを今日、先生にお話したかったんですよ。』



昨年の12月は、男性がレッスンにいらっしゃるとは思いもしませんでした。
でも、ひとつひとつ素直に質問をしてくださり、とにかく楽しそうに且つ、一生懸命にお花に触れる姿は、私にとっては、とても新鮮なものでした。
その後のレッスンでも、私も他の生徒さんも、その方のお花に向き合う真摯な姿に、どんなにか刺激を受けたことでしょう。

ちなみに、今では、男性がレッスンにいらっしゃることは、ごく普通のことになり、こちらも喜んで参加していただいております。


猛暑の中でも、自然界のお花は、夏のこの季節にこそとばかりに、力強く咲いてくれます。
お花は、言葉無く、人に語りかけるパワーを持っています。
今日それを改めて感じて、お花に感謝。
そして、思いがけない嬉しいお知らせに思わず、涙腺が、あわわわ、、、。
[PR]
by hoansan | 2007-08-23 18:28 | ★お花のある暮らし

程よい黄色のお花

c0124447_22263826.jpg

黄色は、大好きなカラーの1つ。
二十代の頃、勤めていた会社の女性はみんな割と派手な格好で出勤していました。私も例外ではなく、パープルのワンピース、まっ黄色のスーツなど、平気で着ていました。今なら、間違いなく、かなり引くでしょう…。

特に、黄色を着ているときは、どうしたって目立つので、ろくすっぽ話せないのに、当時通っていた英会話スクールの先生から、『君は、今日のベストドレッサー賞だ!』なんて、冷やかされたものです。まあ、おかげで、イケ面のビル先生と、みんなでレッスンのあと、飲みに行ったっけ。

そんな恥ずかしいような思い出の詰まるカラー、黄色ですが、今でも好きなことには変わりありません。男性女性いずれにもうまく取り入れれば、ファッション、インテリア、小物にと大活躍してくれると思います。ちなみに、今現在、我が家のソファは、黄色、散歩に連れて歩くワンコの洋服も黄色系が多いです。


私にとって、お花の黄色は、ガーベラ。ヒマワリは当たり前すぎて面白くないし、花の形状や質感よりも、黄色の色自体が強く主張するお花であることが多いように感じます。
一方、ガーベラは、その凛々しい花びらと黄色というカラーがマッチして、私にとっては程よい黄色です。

誰かを元気づけてあげたいけど、うまい言葉が見つからないとき、
お転婆なお嬢ちゃまのお誕生日プレゼントしたいとき
新しいことにチャレンジしようとしている家族を応援したいとき
照れくさがり屋の男性が、さりげなく女性にプレゼントしたいとき

葉っぱのない、そのすっきりシンプルなフォルムもあいまって、『日常の暮らし』のいろんなシチュエーションに合いそうな気がします。
[PR]
by hoansan | 2007-08-20 22:54 | ★お花のある暮らし