紫式部

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紫(むらさき)色が大好きな、紫族のみなさま、
この度、イチオシのお花をご紹介させていただきます。

たまらないこのグラデーション、ほのかな甘い香り。
その透き通るような薄紙のような花びらは、色の濃い部分には、ほんのり艶やかです。
まさに、その名も高貴な『紫式部』。

最近では、色水を吸い上げさせた珍しい色のスイートピーが多く出回っていますが、どう頑張っても、人工的な手法では、この素晴らしい色味は真似できませんね。

このお花と合わせるのに、、色々と取り合わせを考えてみました。が、淡い色の花器にシンプルにこの花だけで生けると、一番この花のよさが引き出せそうな気がします。


紫式部と言えば、かの有名な平安時代の歌人を思い出す方も多いことでしょう。
子供の頃の私は、母の影響で百人一首が大好きでした。夕飯の支度で台所に立つ母が上の句を詠むと、私が下の句を詠む、そんな娘だったのです。


   めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に
                 雲がくれにし 夜半の月かな  (紫式部)

 
   【解釈】
   めぐりあって、見たのは月かどうかもはっきりしないうちに、雲にかくれてしまった
   夜中の月のように、やっとお会いしたのに、あなたはあっというまに帰ってしまわれ
   た。ゆっくりお話したいと思っていたのに…。


正しい紫族のみなさま(もちろん、私も含む)におかれましては、こんな場面に遭遇しても、
「ええ~っ!もう帰っちゃうの? ゆっくりしていきなさいよ。 ちょっと~、お待ちなさいってば~!」
などと間違っても口にしてはいけないのだと思われます・・・。
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by hoansan | 2008-03-14 00:46 | ★お花の目線
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