生花~一種生け 花配りにて 

c0124447_172015100.jpg


梅、桃、桜とこの寒い冬の時期は、枝ものを生けることが多くなります。
その中でも、このレンギョウの黄色い花は眩しいくらいに鮮やかで、春の息吹を感じさせてくれます。

シンプルに、一種のみ、そして、ひねりなしの素直な生け方をしてみました。
(ひねりのある生け方は、また別にご紹介します。)
写真では見えにくいのですが、剣山ではなく、叉木、もしくは、『花配り』(はなくばり)と呼ばれる小枝に挟んでお花を生けています。

剣山というものがまだ無かった頃、昔の人は、V字型の頃合のいい小枝を選んで、生けていたのです。剣山よりもかなり生けるのが大変ですが、今でも、正式な場では、この『花配り』を使って生けます。お玄猪(おげんじょ)という花器は、この『花配り』を使わないと生けられない花器です。


それにしても、『花配り』という呼び方は、お洒落だなと思いませんか?
日本人が、大切な方に対して気持ちを運ぶ『心配り』の言葉と同じように、お花に対しても敬意を表しているような気がします。


【花型】 生花(しょうか) 一種生け
【花材】 連翹(れんぎょう)
【花器】 お玄猪(おげんじょ)
[PR]
by hoansan | 2008-03-03 17:43 | ★いけばな&レッスン
<< 嬉しいコラボレーション ゆとりの空間 >>