二種生け生花~こおり柳と水仙

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いけばなでは、原則的に季節感のあるお花を必ず花材に入れることとなっています。ですから、二十年もお花を生けていると、繰り返し季節が巡ってくるわけで、どうしてもこの季節に生けたくなってくるお花があります。

12月の声が聞かれると、目立たずにお花屋に並ぶお花。クリスマスの華やかな花材のかげにひっそりと置かれている、それは日本水仙。お花が大きくて色の濃いラッパ水仙とは違い、日本水仙は、すっきりとしたこれぞ『和』という品格を感じさせるお花のように思います。

独特の甘い香も魅力です。以前にトイレに一輪置いただけで、完璧な芳香剤になりました。そう、小さなお花に反して、とても強い香りなのです。


お花さんで日本水仙を購入されるときは、いつも以下のことに気をつけるようにしています。

・必ず葉っぱが4枚ついていること。 つまり、茎1本に葉が4枚で1セット。
・茎および葉をくるんでいる薄くて白っぽい皮、つまり、はかまがきちんと付いていること。

これらは、本来の水仙の正しい性状です。葉が4枚無かったり、はかまがカットされていたりというお花屋さんがたまにありますが、水仙の性状からすると異常な状態ですので、そのような水仙を見ると少しがっくりしてしまいます。

写真は、寒い季節にりりしく立つこおり柳と合わせて、凛とした作品を狙ってみました。

【花型】 二種生け生花
【花器】 鉄器
【花材】 こおり柳 水仙
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by hoansan | 2007-12-08 07:41 | ★いけばな&レッスン
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